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熱中症・熱射病の予防と対処 体温調節機能が重要なのだ

2009年7月29日
Pちゃん、気持ちよさそうだね。
最近、暑い日ばっかりだから、水浴びしているの。
熱中症にならないためにね!
例年、梅雨明け前後で急に暑くなった日に熱中症が多発するんだよね。
熱中症対策をしておかなきゃ。
そもそも、熱中症ってどうして起こるの?
人間のからだは、体内で熱を発生する働き(産熱)と、体外に熱を放出する働き(放熱)があって、およそ37℃を超えないように調整されている。
これを体温調節機能というんだ。
この体温調節機能がコントロールできなくなり、体温の上昇を抑えることができなくなった時に熱中症の諸症状があらわれる。
体温調節機能が重要なのね。
幼児が、熱中症になり易いのは、体温調節機能が未発達だからなんだ。
また高齢者は、体温調節機能が低下してくるので、発病しても気付かずに対処が遅れることがある。
また、冷房の効いた部屋に年がら年中いるような人は、体温調節機能が鈍くなるそうだ。
ふうん。
じゃあ、熱中症には、どんな種類や症状があるの?
学校の朝礼とかでめまいを起こし、バタンと倒れて失神してしまう人を見たことがあると思うけど、あれは熱失神だよ。
運動中、水ばかり飲んでいて、ミネラル分を補給ないと脚や腹の筋肉がけいれんする熱けいれんを起こすことがある。
顔が青白く汗をだらだらかいていたら熱疲労の兆候だ。
頭痛・めまい・はき気・嘔吐をともなうことがあり、脱水症状を起こしていて、熱射病へ移行する一歩手前の状態だよ。
熱射病になってしまうと、もはや汗はかかず、意識が無かったり、あっても朦朧としていて、いかにもヤバそうな状態になるよ。
なにが、「いかにもヤバそうな状態」よ。
いいかげんねえ。
熱射病は、生命の危険があるので、速攻で救急車を呼ばなきゃ駄目なんだ。
応急処置も、とにかく冷やすことが重要だよ。
熱中症に関しては環境庁のホームページが参考になるよ。
ところで、あんたは、夏でも毛皮着ていて平気なの?
いかにも暑苦しそうでむさくるしいわ。
僕だって、油断したら脱水症状を起こすよ。
でも常時、屋外生活なので、体温調節機能には自身あるよ。

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