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迷惑メールのHTMLのソースを確認する【雑記】

2011年12月 8日
2023年02月09日(rewrite)

大手の運送会社を装った迷惑メールが、わたしのPCのメールボックスにも届きました。
当たり前ですが迷惑メールは携帯電話だけではなく、PCでも受信できます。
わたしは携帯電話は所持しておらず、メールはsylpheedというメーラーで受信して読んでいます。
sylpheedではHTMLメールは添付ファイル化され、単なるテキストで表示されるので、リンクをクリックしてしまうことはありません。
テキストメールの場合はリンクはURL表示されるので、見た目で危険か判断することができます。

添付ファイル化したHTMLメールは、HTMLファイルとして保存したのちブラウザで開くことが出来ます。
迷惑メールと分かっている場合は、HTMLファイル(ソース)をメモ帳などで開いて確認します。

先程の迷惑メールのソースを見てみます。
大量の「style="white-space: normal !important"」が、所狭しと記述されています。

迷惑メール画面1

white-space: normal は、タグ内にある文字列をはみ出さず折り返す指定です。
インラインスタイル(style="")と!importantを使用する事でCSSでの優先度が上がります。
同様の指定ができる「style="word-break: break-all !important" 」を使用している迷惑メールもあります。
つまり文章が途中で途切れたり消えたりすることがなく確実に表示させたいのでしょうか。

リンク先は運送会社とは無関係なURLになっています。
メールヘッダーでも不審なURLを確認できますが、それとは別のURLが記載されていることもあります。

こちらの迷惑メールでは、文字フォントに「微軟雅黒」を指定しています。

迷惑メール画面2

微軟雅黒(Microsoft YaHei)は、簡体字中国語フォントで中国語の文章表示用です。
ただしWindowsに標準で搭載されているので、不自然さはありますが日本語も表示できます。

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