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学研のふろく 「工業原料の標本」が懐かしい

2016年4月23日
工業原料の標本
40年くらい前の学研の付録で、工業製品の原料となる鉱物などの標本です。
「鉄鉱石」「銅鉱石」「石灰石」「くじゃくあわび」「けいしゃ」「ペレット」「ボーキサイト」「生ゴム」の8種類あります。
いつもケースから取り出して観察していたので、保存状態が心配でしたが、それ程劣化した様子はありませんでした。
鉄鉱石
「鉄鉱石」
鉄の原料です。
道に落ちている石ころと異なり、ずっしりと重くて感動します。
磁石に吸い付きそうですが、不純物が混ざっているのか、付きませんでした。
銅鉱石
「銅鉱石」
銅の原料です。
酸化してしまったのか、以前より光沢が失われています。
重さは普通の石と余り変わらない感じです。
石灰岩
「石灰岩」
そこらへんにある石ころみたいで、印象は薄かったです。
主な用途は、セメントでしょう。
くじゃくあわび
「くじゃくあわび」
装飾品や、工芸品の螺鈿(らでん)細工などに使用されます。
このような形だったので、子供の頃はこれが貝という認識は余りありませんでした。
キラキラしていて軽いです。
けいしゃ
「けいしゃ」
ガラスの原料です。
ケースを揺らすと、他のポケットに入ってしまうので、何度も分別回収していました。
また、粒子が小さいので静電気でケース内にくっ付いて取れにくくなります。
透明、白、だけでなく、黒、橙などの小粒も混ざっています。
ペレット
「ペレット」
プラスチックの元です。
ペレットは何だ?と最初思いましたが、一般的に小さな固まりのことだそうです。
加工しやすいように、最初は、このような数ミリの粒子状になっています。
ボーキサイト

「ボーキサイト」
この中に、アルミニウムの原料となる「酸化アルミニウム」が含まれています。
ケースを揺り動かすたびに削られて小さくなってしまいました。
標本の中でも一番のお気に入りでした。
生ゴム

「生ゴム」
最初は、臭いが強烈なでしたが、現在は、かなり薄くなっています。
市販の輪ゴムの臭いと異なり、鰹のだし汁のような臭いでした。

当時は、このような教材があっても、さらに深く調べる手段が余りありませんでした。
分厚い百科事典が、一番のデータベースでしたが、専門的で理解しづらく、情報もすぐに古くなってしまいます。
現在は、ネットで手軽に詳しく調べることができるので、とても便利な時代になりました。
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