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ジャコビニ流星群を観賞しよう

2011年10月 8日
ウサギの顔 今年は、ジャコビニ流星群が大出現する可能性があり!!
9日未明、北の空に注目だ。
アヒルの顔 ジャコビニ流星群と聞くと、「男なら〜♪」のメロディが浮かぶ私は、相当なおばさんね。
流星を眺める男性のイラスト画像

ジャコビニ流星群(10月りゅう座流星群)

ジャコビニ流星群は、主に10月上旬(10月8日から10日頃)に極大を迎える流星群で、 正式な名称は、輻射点がある星座名に由来する「10月りゅう座流星群(October Draconids)」です。

基本情報と出現の特徴
この流星群の母天体は、発見者の名が冠されたジャコビニ・ツィナー彗星(21P/Giacobini-Zinner)です。(公転周期は約6.6年)
流星群の活動が、母彗星が回帰するタイミングや、地球が彗星の放出した古い塵の帯(ダストトレイル)を通過する位置関係によって大きく左右されるのが最大の特徴です。
特に、流星雨と呼ばれるほど大量の流星が出現することがあり、1933年のヨーロッパ、1946年のアメリカ、1998年の日本などで大出現が観測されました。
普段の極大時の流星数(HR)は、1時間あたり数個程度と少ないですが、好条件の年は短時間で数百個~数千個が出現することがあります。

観測の特徴
流星が飛び出して見える位置(輻射点)は、りゅう座のγ(ガンマ)星付近です。
他の多くの流星群と異なり、輻射点が日没後に早い時間から昇ってくるため、夕刻から夜の早い時間帯にかけて観測しやすいという特徴があります。

名称の変遷
流星群の名称は、元々発見者ジャコビニ、および再発見者のツィナーの名に由来し、「ジャコビニ流星群」と呼ばれていましたが、 2009年に国際天文学連合(IAU)により、流星群の正式名称を原則として輻射点のある星座名で命名する方針が採られたため、 「10月りゅう座流星群」が正式名称となりました。

出典 :
国立天文台「主な流星群」
https://www.nao.ac.jp/astro/basic/major-meteor-shower.html
星ナビ アストロ・トピックス
https://www.astroarts.co.jp/news/2004/09/29giacobinids/index-j.shtml

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