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トランス脂肪酸 表示義務付け検討

2009年11月25日
ウサギの顔 11月24日、消費者庁はトランス脂肪酸について、商品への含有量の表示義務付けを検討することを明らかにしたよ。
トランス脂肪酸を大量に摂取すると心臓疾患などのリスクが高まるので、注意を促す必要があるんだ。
米国などでは含有量表示が義務付けられている。
アヒルの顔 で、トランス脂肪酸って何だっけ?
ウサギの顔 天然にほとんど存在しないの不飽和脂肪酸ことで、工業的過程(マーガリンやショートニングなどの製造など)で発生する。
悪玉コレステロール(LDLコレステロール)増やし心臓疾患のリスクを高めると言われているんだ。
アヒルの顔 食品メーカーは涙目ね。
ウサギの顔 表示項目を追加するだけでも一手間だからね。
ガイドラインがどうなるかわからないけど、含有量を減らす努力もしなきゃならないし。
食品の品質表示欄を確認する主婦のイラスト画像

トランス脂肪酸は、油脂を構成する脂肪酸の一種です。
不飽和脂肪酸の中で、化学構造上トランス型の二重結合を持つものを指します。
主にマーガリンやショートニングを作る際、液体の植物油を固体にする水素添加(部分水素化)工程で生成されますが、牛・羊など反芻動物の乳や肉にも自然に微量含まれます。

心臓病のリスクを高める可能性があり、悪玉コレステロール(LDL)を増やし、善玉コレステロール(HDL)を減らす作用が指摘されています。
そのため、世界保健機関(WHO)は摂取量を総エネルギー摂取量の1%未満に抑えることを推奨しています。

トランス脂肪酸を多く含む食品は、主に次の通りです。
マーガリン、ファットスプレッド、ショートニング、揚げ物、菓子類(クッキー、ケーキ、パイ、ドーナツなど)。
製造過程で水素添加油脂が使われるためです。

出典 :
Diet, nutrition and the prevention of chronic diseases
https://iris.who.int/bitstream/handle/10665/42665/WHO_TRS_916.pdf

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