FLASH シュミレーションゲーム CellCraft
2010年10月 3日
CellCraftは、細胞の生命活動を維持することを目的としたシュミレーションゲームだよ。 やや専門的な内容になってしまっているけど、理解しやすいチュートリアルに従ってサクサク進めることができる。 |
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カモノハシのすむ惑星「Monotremus」は、巨大な隕石の衝突に脅かされていた。 科学者たちは、種族を残すための対策を講じるというストーリー仕立てになっているよ。 |
最初は器官も何もない空のCell(細胞)になっている。 先ずは、Centrosome(中心体)を入れて、Cytoskeleton(細胞骨格)を形成してあげよう。 |
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これで細胞を移動させることができるようになった。 Plasma membrane(細胞膜)をマウスドラックして確かめてみよう。 |
ゲーム中では付属のEncyclopaedia(百科事典)が利用できる。 ゲーム上での働きだけでなく、実際の働きも写真入りで掲載されている。 |
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ATP(アデノシン三リン酸)は、細胞の移動や、細胞小器官を製造する際などに消費される。 このゲーム上では、マネーという位置づけだ。 ATPがゼロになると死を意味するので、いかに確保していくかが課題となる。 |
Glucose(ブドウ糖)を発見した。 これで、細胞内でATPを製造することができる。 |
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Cytoplasm(細胞質)内で、1分子のブドウ糖から、2ATPが作成される。 実際、ブドウ糖がピルビン酸まで分解される解糖系においては、やはり2ATP作成されるので現実通りだ。 |
Mitochondrion(ミトコンドリア)を発見した。 細胞内の発電所では、1分子のブドウ糖から、なんと38ATPが作成される。 現実世界では、クエン酸回路が機能していることを意味する。 |
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続いて獲得するOrganelle(細胞小器官)は、Nuclear(核)だ。 核は細胞内での中心的な役割をし、DNAを蓄えている。 |
細胞を移動させて、Nucleic Acid(核酸)とAmino Acid(アミノ酸)を手に入れよう。 核酸はRNA、アミノ酸はたんぱく質を製造するのに必要な素材となる。 |
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続いて核のコマンドメニューから、Ribosome(リボソーム)を作成しよう。 10ATP、5核酸、50アミノ酸から、5リボソームを製造できるよ。 |
工場としての役割をもつRibosome(リボソーム)は、核で核酸から作られたRNAの情報を元にアミノ酸からたんぱく質を作る。 |
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続いて核のコマンドメニューから、Slicer Enzyme(切断酵素[直訳])を作成しよう。 25ATP、5核酸、50アミノ酸から、5切断酵素を製造できるよ。 切断酵素作成後に、RNAが核酸に戻るので、核酸の消費量は実質ゼロだ。 切断酵素は、Viral RNA(ウイルスのRNA)を破壊する。 |
早速、Injector Virus(インジェクターウイルス[直訳])が攻めてきた。 インジェクターウイルスは、自分のRNA遺伝情報をターゲットのリボソームに読み取らせようとする。 切断酵素で撃退しよう。 |
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インジェクターウイルスは、Membrane(細胞膜)を傷つける。 右側インジケーターの[Membrane Health]の値がゼロになったら、細胞は死亡してゲームオーバーだ。 |
余った切断酵素はアミノ酸に再生できる。 マウスクリックで選択して、[Recycle]をクリックでオーケーだ。 |
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細胞内のブドウ糖が余剰になると、4分子のブドウ糖から、Fatty Acid(脂肪酸)が自動的に作成される。 上部のブドウ糖量の数値が緑色になっているなら、脂肪酸を製造している状態にある。 |
脂肪酸が入手出来たところで、細胞膜を製造し細胞を拡張しよう。 Endoplasmic Reticulum(小胞体)のコマンドメニューから、[Buy Membrane]をクリックする。 100ATP、1核酸、50アミノ酸、5脂肪酸を使用して、Membrane Healthの値を10上げることができる。 |
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細胞内のリソースが不足した場合は、細胞膜をリサイクルして急場を防ぐことができる。 小胞体のコマンドメニューから、[Recycle Membrane]をクリックする。 Membrane Healthの値が10下がるが、50アミノ酸、5脂肪酸をゲットできる。 |
ミトコンドリアが、Free Radicals(フリーラジカル)が産出し始めたよ。 フリーラジカルは、核をはじめとする細胞小器官に酸化障害のダメージを与える。 早急に対策をしないといけない。 |
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先ずは、最も重要な核からミトコンドリアを遠ざけるよ。 ミトコンドリアのコマンドメニューから、[Move]をクリックする。 ピンポイントで適切な場所に移動させよう。 |
続いて、コマンドメニューの、[Disable]をクリックして生産活動を停止させよう。 核のコマンドメニューに移り、Healthの値を確認する。 受けたダメージはどれくらいだったかな? |
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DNA repair Enzyme(DNA修復酵素[直訳])で、核のHealthを回復してみよう。 核のコマンドメニューから、[Buy DNA repair Enzyme]をクリックする。 50ATP、2核酸(リサイクルされるので実質ゼロ)、100アミノ酸で、5ポイントのHealthが回復される。 |
さあ、フリーラジカル対策に移ろう。 小胞体のコマンドメニューから、[Buy Peroxisome]をクリックと、50ATP、1核酸(リサイクルされるので実質ゼロ)、50アミノ酸、2脂肪酸を消費して、Peroxisome(ペルオキシソーム)が作成される。 ペルオキシソームは、フリーラジカルを吸収してくれるのだ。 ミトコンドリアのコマンドメニューの[Enable]をクリックして、ミトコンドリアの生産活動を再開して、ペルオキシソームの仕事ぶりを静観してみよう。 |
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損傷し使い物にならなくなったミトコンドリアを入手した。 先ずは、Golgi Body(ゴルジ体)において、vesicle(小胞)の1つであるLysosome(リソソーム)を形成してみよう。 ゴルジ体のコマンドメニューから、[Buy 2 Lysosome]をクリックすると、30ATP、2核酸(リサイクルされるので実質ゼロ)、50アミノ酸、2脂肪酸を消費して、2体のリソソームが作成される。 |
できあがったリソソームを使用して、損傷ミトコンドリアを分解しリソースを入手しよう。 損傷ミトコンドリアのコマンドメニューから、[Recycle]をクリックするればよい。 |
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大量のリソースがゲットできたので、ミトコンドリアをもう一体増やしてみよう。 ミトコンドリアのコマンドメニューから、[Divide]をクリックすると、250ATP、5核酸、100アミノ酸、25脂肪酸、10ブドウ糖を消費して、2体に分裂する。 ブドウ糖がゼロの時は、[Disable]で一旦ミトコンドリアの活動を停止させておいてからブドウ糖を確保しよう。 |
今度は、Invader Virus(インベーダーウイルス[直訳])が襲ってきた。 インベーダーウイルスは、インジェクターウイルスよりも、さらに細胞膜を傷つける。 また、ウイルス本体を直接排除できるのはリソソームのみなので、的確な対処を心掛ける必要がある。 |
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動物細胞にChloroplast(葉緑体)を組み込んでみよう。 うまくいけば、日光からブドウ糖を作成することができるぞ。 日光が強ければ、生産スピードも上がる。 なお細胞を長時間、暗い場所に放置していると葉緑体のHealthが減少して死んでしまうので注意しよう。 |
葉緑体も増やすことができる。 コマンドメニューから、[Divide]をクリックするばオーケーだ。 |
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葉緑体もフリーラジカルを産出するので、ペルオキシソームを付近に配置しておくとよい。 ペルオキシソームの製造は自動化しておくと便利だ。 ゴルジ体のコマンドメニューから、[Auto-Build Peroxisome]をクリック。 |
ペルオキシソームの製造などでは、脂肪酸の製造が追いつかなくなる可能性がある。 そんなときは、一旦ミトコンドリアの活動を停止させてブドウ糖が余剰になる状態にしておけば、効率よく脂肪酸を生産することができる。 |
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さて、ウイルスに備えて細胞を強化しよう。 ゴルジ体のコマンドメニューから、[By Defensin]をクリックすると、100ATP、1核酸、50アミノ酸、1脂肪酸を消費してDefensin(ディフェンシン)が作成される。 ディフェンシンは、細胞膜を強化してウイルスの進入を防御することができる。 Membrane Health情報欄の盾のマーク内の数値が防御できる確率を意味する。 ただし小胞をまとったウイルスには100パーセント通過されてしまうので注意する。 |
Infester Virus(インフェスターウイルス[直訳])は、一直線に核に進入し、自分のDNAを相手のDNAにコピーしてしまう恐ろしいウイルスだ。 切断酵素にも抵抗力がある厄介な敵だ。 核内に進入されてしまい、infestの値が増加したら、核のコマンドメニューの[Buy DNA repair Enzyme]をクリックして修復しよう。 |
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Level6は、ウイルス戦闘ミッションがメインだ。 3種類のウイルスが徒党を組んで襲ってくる。 進入されて増殖すると手に負えなり、あっという間に細胞は壊滅するよ。 |
切断酵素、リソソーム、ディフェンシンを徐々に増やして防御力を高めよう。 リソソームは核を囲むように配置したほうが効果的だよ。 アミノ酸が不足するけど、動き回って探すより、倒したウイルスから調達したほうが確実だ。 細胞膜のHealthの減少に気をつけて、なんとかクリアしよう。 |
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気温が下がってきた。 摂氏零度になると、細胞は死滅してしまう。 早急にブドウ糖を燃焼して熱を得なければならない。 ミトコンドリアのコマンドメニューから、[Enable burn G for heat]をクリックしよう。 燃焼が始まったら、温度計の温度が確実に上昇しているか確認しよう。 |
Level7の温度管理ミッションは、なかなか温度が上がらず、ウイルスの猛攻を受けるので、ちょっときつい。 ミトコンドリアと葉緑体が1体だけだと、ブドウ糖が溜まらないうえ、温度の上昇も停滞気味になるから、各2体に増やす。 ただし、フリーラジカルの発生が半端でないから、ペルオキシソームの製造は自動化する。 ウイルス対策は、切断酵素をMAX50、リボソームを10以上作っておく。 |
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アミノ酸が不足するが、動き回って探すと燃焼に必要なATPが枯渇する危険性が高い。 倒したウイルスから調達しよう。 アミノ酸が入手できたら、ディフェンシンを作成して防御力を高めよう。 ATPが不足したら、片方のミトコンドリアの燃焼を一時停止する。 |
最終Level8だ。 細胞を入れた箱をワニに食べられてしまった。 Toxin(毒素)を製造して、細胞外へ放出しよう。 ワニがお腹をこわして、箱を吐き出すかもしれない。 ゴルジ体のコマンドメニューから、[By Toxin]をクリックしよう。 目標値は100パーセントだ。 この間にもウイルスの攻撃を受けるから、気を引き締めていこう。 |
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Level8の毒素製造ミッションは、ウイルスの攻撃が強烈なので防衛配備を優先させる。 切断酵素MAX50、リソソーム15は、常に維持しておき、ディフェンシンでなるべく強固にしておく。 脂肪酸が不足がちになるので、毒素は、余裕を見てちょこちょこ作成するようにする。 インフェスターウイルスの攻撃があるので、核を乗っ取られないようにinfestの値に注意しよう。 |
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とぼけたアニメーションとは裏腹に、ストーリーの部分は壮大で、ハードSFしちゃてるわね。 結末も感動的で良かったわ。 さすが私と似た外見だけあって、プリティなアニマルね。 |