あひるガアガアのタイトルロゴ

水場に潜むアカントアメーバの恐怖

2011年8月21日
アヒルの顔 つい、コンタクトレンズを水道水で洗って装着しちゃったけど、お目目によくなかったかしら?
ウサギの顔 それはよくないね!
専用の洗浄液を使用しないと、アカントアメーバなどの微生物に感染して、角膜炎を引き起こす可能性があるよ。
アヒルの顔 まあ、怖い!
アカントアメーバって何? 普通のアメーバと違うのかしら?
ウサギの顔

アカントアメーバ (Acanthamoeba) は、淡水や土壌などに広く存在する単細胞の原生動物だよ。
アメーバと異なり、仮足がトゲトゲしているから、このように名付けられているんだ。
「アカント (Acantho)」はギリシャ語で「棘(とげ)」や「突起」を意味するよ。

また、アカントアメーバは環境が悪化すると、「シスト」と呼ばれる耐久性の高い休眠状態を形成するのが特徴的。
このため、乾燥や消毒薬、極端な温度変化にも強いんだ。
池、川、湖などの淡水や、温泉やプール、風呂の水やタンクの水、水道水など、身近な水場にも広く分布しているよ。

感染すると角膜炎(アカントアメーバ角膜炎)を引き起こすこともあるし、稀だけど脳炎になる可能性もある。

実は、アカントアメーバ感染の主な原因は、不適切なコンタクトレンズの使用が多いんだ。
水道水や不適切な液でレンズを洗浄したり、洗浄液を使いまわしたり、入浴時や水遊び時にレンズを外さなかったり・・・

常に衛生管理を心がけて、自身の免疫力を保つようにしておけば、感染リスクは減少するよ。

アカントアメーバの画像
Twitterツイートボタン