光る猫!? ネコのエイズ治療研究に
遺伝子操作で、暗闇で緑色に光る猫が誕生したそうだ。猫のエイズを引き起こす猫免疫不全ウイルス(FIV)の、治療研究に利用されるらしい。
自分自身が光っていると、どんな感じがするのかしら?
米国メイヨークリニックなどの研究チームは、猫のエイズ(猫免疫不全ウイルス=FIV)治療研究のため、 蛍光緑色タンパク質(GFP)遺伝子とFIV抵抗性遺伝子を導入し、暗闇で緑色に発光する猫を誕生させました。
この緑色に光る猫は、遺伝子導入の成否を分かりやすく示す役割も担っており、導入したウイルス耐性遺伝子の働きを調べることで、
猫エイズやヒトのエイズ(HIV)治療に有用となるメカニズムの解明を目指しています。
また、この手法自体を人間や飼い猫にそのまま使うことはありませんが、AIDSの遺伝子治療法研究をより進めるための基礎として役立つことが期待されています。
出典 :
Science: "Glowing Kittens Fight Feline AIDS"
https://www.science.org/content/article/glowing-kittens-fight-feline-aids
Smithsonian Magazine: "The Glow-In-The-Dark Kitty"
https://www.smithsonianmag.com/science-nature/the-glow-in-the-dark-kitty-77372763/
Technology Review: "Fluorescent Cats to Help Fight AIDS"
https://www.technologyreview.com/2011/09/12/257897/fluorescent-cats-to-help-fight-aids/
NPR: "Cats That Glow For AIDS Research Join List Of Animals That Shine"
https://www.npr.org/sections/thetwo-way/2011/09/14/140465088/cats-that-glow-for-aids-research-join-list-of-animals-that-shine