グリシドール脂肪酸エステルの危険性は?
2009年9月17日
花王は食用油「エコナ」関連製品の販売を一時的に停止すると発表した。 製品中に含まれるグリシドール脂肪酸エステルが、発がん物質であるグリシドールを生成する可能性があるとのこと。 |
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グリシドールは、世界保健機関 (WHO) の国際がん研究機関 (IARC) による発癌性リスク分類では、"グル—プ2A"で、アクリルアミドやトリクロロエチレンとかと同じランクにある。 ちなみに、"グループ2A"より上位の"グループ1"には、タバコの喫煙、アルコール飲料、コールタール、アスベスト、X線照射などがあるよ。 |
![]() | つまり、喫煙よりも発がんリスクは低く、ポテトチップやかりんとうを食べるのと同程度ということね。 |
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まあ、体内でグリシドール脂肪酸エステルがグリシドールに分解されて吸収された場合はね。 実際には、可能性があるということだけで、詳しいことは分かっていない。 |
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じゃあ、全然平気じゃないの? お酒(アルコール)なんかは体内で分解されて、発がん性があるアセトアルデヒドになるのにね。 |
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今回の販売停止は思い切った判断だったと思うよ。 それだけ消費者の目が厳しくなってきているってことかな? |
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できれば安全なものを食べたいけど、あまり神経質になり過ぎると、食べるものも無くなってしまうわ。 ある程度の妥協は必要じゃないかしら? |