期待の大彗星「紫金山・アトラス彗星」がやってくる!
2024年10月12日
Pちゃん、そろそろ「紫金山・アトラス彗星」という彗星が太陽系にやってくるよ。天気の良い日の午後6時くらいに、西の空を眺めると、肉眼でも発見できる可能性があるよ。
それは素敵ね。いつから見ることが出来るの?
地球に最接近するのは10月13日だけど、地平線の低い位置だから観察できる可能性は低いかな。月末にかけて高度が上がってくるので、10月16日から10月20日頃が見ごろだよ。
金星が目印になるから、その右上辺りを探してみてね。
彗星って公転周期が無茶苦茶長いから、この彗星を見れるのは1度きりね。しっかり発見して、お目目に焼き付けるわ。
星の旅人
彼方の宇宙の暗黒に、わたしは静かに漂っている。
わたしは彗星。
遥かな旅を続けて何万年も、ただ冷たい空間を渡る日々。
闇の中でひときわ輝く星たちを見つめながら、時折、孤独を感じることもある。
しかし、わたしには目的がある。
宇宙の隅々を巡り、未知の光景を探し求める旅人なのだから。
わたしは流れ星のように、宇宙を駆け抜ける。
暗い空間の中で、時には恒星や惑星と出会う。
それらはわたしに希望を与え、旅の疲れを癒してくれる。
わたしの旅は、ただ孤独を癒すためのものではない。
それは、未知との出会い、そして別れの繰り返し。
すべてが美しい瞬間であることを、わたしは知っている。
そしてある日、目の前に青く美しい惑星が現れた。
その青は深い海の色、空の色、すべてを包み込むような穏やかな色合い。
わたしは思わず心が踊る。
ここは、宇宙の孤独な旅の中で、見つけた一瞬の宝石。
星の光を浴びて、輝く海を見下ろすと、心の中に温かな感情が広がった。
だが、その美しさもまた儚いもの。
時間は無情で、わたしは再び進まなければならない。
その惑星に別れを告げ、無限の空へと向かう。
目の前に広がる無限の闇は、わたしを待っている。
青い惑星は、宇宙の広がりの中でのひとつの出会い。
その思い出が、わたしの旅を豊かにしていくのだ。
青い惑星の記憶は、心の奥深くに残り続ける。
その美しさは、永遠の中にひっそりと光り輝く。
これからもわたしは旅を続ける。
無限の宇宙を漂い、さまざまな星々の光を見つめていく。
そして、またいつの日か、美しい惑星と出会えることを願って。
永遠に流れ続ける星の物語を、静かに紡いでいく。(亀吉)