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ソーラーランタン carry the sun 充電できないので分解・修理してみました

2025年4月30日
ソーラーランタン carry the sun の画像

ソーラーランタン「Carry the Sun」を長年愛用しています。
もともと災害時の備えとして購入しましたが、就寝時に枕元に置いてナイトライトとして活用しています。
私が使用しているのは、LEDが10灯搭載されたタイプで、十分な明るさがあり、停電時にも頼りになる存在です。
屋外での使用はしていませんが、多少の雨なら問題なく耐えられる程度の防水性があるようです。

使い始めてから約5年が経ったある日、突然LEDが点灯しなくなりました。
しばらくの間、屋外に置いて太陽光で充電を試みましたが、いくら待っても充電されている様子がありません。
バッテリーの寿命を疑いましたが、インジケーターは太陽光に当てたときのみ点灯するため、内部で断線している可能性も考えられます。
すでに購入から1年以上が経過しており保証期間も過ぎていたため、ダメ元で中を確認してみることにしました。

注意 分解や改造を行うとメーカーの保証や修理を受けられなくなるので注意が必要です。

本体の太陽光パネルはビニールの内部に密封されており、カッターナイフで切れ込みを入れると比較的簡単に取り出すことができました。

太陽光パネルとビニル本体

保護カバーは内側に両面テープで固定されているだけだったので、こちらもスムーズに外せました。

保護カバーとパネル本体

内部を確認すると、中央に四角形のリチウムポリマー電池があり、プラス極端子が根元から切断されていました。

断線部分の拡大画面

バッテリー自体に膨張などの異常は見られませんでした。
断線の原因が熱によるものなのか、あるいは落としたときの振動によるものなのかは不明ですが、切れていた箇所をハンダで接合したところ、再び点灯するようになりました。

ハンダ付けにて修理済みの画像
正常点灯したソーラーランタン carry the sun

バッテリーに直接ハンダ付けすることは、発熱や変形を引き起こす可能性があり、最悪の場合は発火や爆発の危険があるため、基本的に推奨されていません。
今回の修理では、バッテリー本体ではなく、そこから伸びているタブ(端子)部分にハンダ付けを行いましたが、それでもハンダ付け時の熱がバッテリーに影響を与える可能性があるため、十分な注意が必要です。
安全面を考慮すると、無理に修理を試みるよりも、新しい製品への買い替えを検討するほうがより安心でしょう。

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