あひるガアガアのタイトルロゴ

シェーグレン症候群とドライスキン

2009年11月28日
ウサギの顔 冬になって乾燥してくると、乾燥肌(ドライスキン)が気になるよね。
皮膚のバリア機能が低下するので、痒みや肌荒れなどの症状に悩まされる。
アヒルの顔 誰もが発症するわけじゃないのよね。
原因は何かしら?
ウサギの顔 ドライスキンは、もともとの体質や加齢などが原因で発症するんだけど、シェーグレン症候群というものが原因であることもあるんだ。
アヒルの顔 シェーグレン症候群?
ウサギの顔 シェーグレン症候群は、自分自身に対して免疫反応を起こす病気(自己免疫疾患)なんだ。
たとえば免疫物質の抗体が汗腺の機能を衰えさせて、汗を出にくくさせたりするとドライスキンが進行したりする。
アヒルの顔 日常生活で、効果的な対策はあるのかしら?
ウサギの顔 風呂で体を洗うときは、あまり強くこすらない。
石鹸やボディソープもなるべく使用しないのが理想だそうだ。
アヒルの顔 風呂では思いっきり体を洗いたいのに・・・
韓国式あかすりも駄目なのかしら。
寒い時期の肌の乾燥が気になる高齢女性のイラスト画像

ドライスキンの方向けスキンケア習慣

肌の乾燥は、かゆみや粉ふき、ひび割れの原因になりやすく、放置すると湿疹や炎症に繋がることもあります。
日常生活の中で意識できる範囲のスキンケアを心がけるだけでも、乾燥の悪化を防ぐことができます。

【入浴時のスキンケア】

お湯の温度と時間
40℃以下のややぬるめのお湯で、15分以内を目安に。
長時間の熱いお湯は皮脂を取りすぎるため注意しましょう。

洗浄剤(ボディソープなど)の選び方
刺激の少ない「敏感肌用」や「保湿成分配合」のものを選びましょう。
香料や着色料が少ない製品が理想的です。

洗い方のポイント
ナイロンタオルやボディブラシのゴシゴシ洗いは避け、手でやさしく洗う、または泡立てネットの泡で包むように洗うのがおすすめです。

【入浴後〜就寝までのスキンケア】

保湿は"入浴後なるべく早く"
肌がまだ湿っているうちに保湿剤を塗ると効果的です(入浴後5〜10分以内が目安)。
乾燥が気になる部位は重ね塗りもOK。

保湿剤の選び方
顔:化粧水 → 乳液 → クリームなど、軽いものから重いものへ重ねて。
体:ドラッグストアで買える保湿剤(セラミドや尿素系、ワセリンなど)でも十分効果があります。

市販保湿剤の例(皮膚科でも処方されることあり)
ヘパリン類似物質:ヒルドイド、HPクリーム 保湿+血行促進
ワセリン系:白色ワセリン、プロペト 刺激が少なく水分の蒸発を防ぐ
セラミド系:キュレル、コラージュDメディパワー バリア機能強化
尿素系:ケラチナミン ガサガサした部分の保湿に◎(ただし傷がある場合は刺激になることも)

【日常生活の乾燥対策】

室内の湿度管理
乾燥する季節は加湿器で40〜60%の湿度を保つのが理想です。
加湿器がない場合は、濡れタオルを部屋に干すだけでも効果があります。

衣類の素材選び
肌に直接触れるインナーや寝巻きは、綿やシルクなどの天然素材が理想。
ウールや化学繊維(ポリエステルなど)はチクチク感やかゆみの原因になりやすいです。

内側からのケアも大切
皮膚の健康には栄養と水分も欠かせません。
ビタミンA・Eやオメガ3脂肪酸を含む食品(アボカド、ナッツ、魚、かぼちゃなど)を取り入れ、こまめな水分補給(1日1〜1.5L程度)も意識しましょう。

ドライスキンの改善には、「洗いすぎない」「こすらない」「すぐ保湿」この3点を押さえるだけでもかなり変わります。
必要に応じて、「乾燥肌・敏感肌向け」と記載された市販品の使用や、皮膚科での相談も検討するとよいでしょう。

Twitterツイートボタン